2.図面の描写の基本

意匠法に基づく保護の対象となる物品のほとんどは、立体形状である。ただし、三次元形状に関する意匠登録の申請を行う場合は、二次元平面に描かれた図面等で表現する必要があります。つまり、意匠権の対象は、実際の立体形状ではなく、そのような二次元図面に描かれた立体形状です。そのため、権利の対象であるフォームを第三者も正しく理解できるように、描画方法を詳細に定義しています。そのため、意匠権の対象となる形が正しく理解できるように、定式化された製図方法で図面等を描く必要があります。また、意匠権の対象となる様式全体が意匠登録に指定されていると理解できるように、必要な図面を描く必要があります。また、必要に応じて、意匠の理解に役立つ見解を記載する必要があります(出願において意匠を構成しない線等を追加した形態や使用状況を説明するための図面を追加するものとします。アプリケーションの設計の要素のみを構成する図面と区別するために、「yyの参照図」として示されています。

A.フォームを指定するために必要な図面

2A.1フォームに作成された図面の種類と注意すべき基本的なポイント

(1)フォームを指定するために必要な図面の種類

(i)立体形状の設計の場合、原則として、で作成された正面図、背面図、左側面図、右側面図、上面図、底面図正投影法による同じ縮尺の図面のセット(以下、「6つのビューのセット」と呼びます)を準備する必要があります。 (フォームNo.6注(8))

(ii)設計が立体形状の場合、6枚セットではなく、等角投影法または斜投影法により図面(図面の全部または一部)を作成することができます。上記のようなビュー。 (フォームNo.6注(9))

(iii)デザインが平らで薄い物品の形である場合、同じ縮尺で作成された表面図と背面図で構成される一連の図面を作成する必要があります。 (フォームNo.6注(10))

(iv)上記の図面が形状を表すのに十分でない場合は、断面図、拡大図、斜視図などの他の種類の図面を追加する必要があります(これらの図面も必要と見なすことができます)図面)。 (フォームNo.6注(14))

(v)6つのビューのセットの代わりに、デザインを表す写真、モデル、または標本を提出することもできます。

物品の一部が意匠登録を求められる部分意匠についてはパートIIを、連続形状の物品の一部の描写を省略した場合の図面の描写方法についてはパートIIIを参照してください(中央部分を省略)。

(2)図面作成の際の注意点

(i)実線または破線の太さは約0.4mm、斜めの平行線または断面を示す鎖線の太さは約0.2mmである必要があります。 (フォームNo.6注(5))

(ii)各ビュー(正面図、背面図、参照図)は、150 mm(W)x 113 mm(H)の長方形で描く必要があります。 (フォームNo.6注(6))

(iii)図(参照図を除く)には、中心線、ベースライン、水平線、影を表現するための細い線または陰影、内容を説明するための表示線、コードまたは文字、あるいはその他の線、コードまたは文字を含めることはできません。デザインを構成するものではありません。 (Form No.6注(7))(「シェード」については、「2A。5(8)立体物の表面形状を指定する「シェード」」を参照してください)例えば、設計図(外向きに見えない内部または裏面の形状を表す破線)は、必要なビューに含まれていてはなりません。

(iv)前後、上下が交換できない物品の図面を作成する場合は、その方向から見た物品の図面を描くことが望ましい。

(v)ビューの一部を写真に置き換えることができます。ただし、そのような場合、白黒写真でも記事の各部分の陰影が表示されます。このため、写真が形状のみを描いたビューと一致しない場合があり、デザインが指定されていないと見なされる可能性があります。したがって、申請者は写真と図面の一貫性を確保するために注意を払う必要があります。なお、線画と写真を組み合わせてビューを作成することはできません(「C.図面の代用」を参照)。

2A.2正射影法による図面の作成

正射影法では、正面図、背面図、左側面図のように、それぞれが隣接する表面に直交する6つの表面を2次元平面に投影することにより、3次元形状の形状を表現します。 、右側面図、上面図、底面図。日本工業規格(JIS)の「技術図面」に規定されている正射影と同じですが、JISの「技術図面」に隠線を入れてはいけません。図1.2-1に示すように、各表面に見られる形状の線、パターン、色は、各ビューの一部として描かれています。

(1)正射影法で図面を作成する際の注意点

(i)各ビューは同じ縮尺で作成する必要があります。

(ii)以下の場合、6つのビューのセットの一部を省略できます。

・正面図と背面図が同一または鏡像の場合、背面図は省略できます。

・左側面図と右側面図が同一または鏡像の場合は、どちらの側面図も省略できます。

・上面図と底面図が同一または鏡像の場合、底面図は省略できます。なお、【設計説明】の欄に「正面図と鏡像であるため背面図を省略」と記載する必要があります。

2A.3等角投影法と斜投影法による図面の作成

等角投影法と斜投影法は、正射影法で同じ縮尺で作成された6つのビューのうち3つのビューに対応する内容を1つのビューで表現できる描画方法です。以下に示すように、6つのサーフェスのうち3つのサーフェスが1つのビューに表示されるため、それらを表示する方法は8つあります。このような8種類のビューから2つを選択することにより、申請者は6つのサーフェス全体を説明できます。たとえば、[正面、上面、右側を表示するビュー]と[背面、底面、左側を表示するビュー]の2つのビューを選択すると、6つのサーフェス全体を表すことができます。